両親への思いをリノベに込めて
~kimmy’s Garden House~
当初はお庭の相談を目的に来店されたお施主様。
話をお伺いすると、お家のリフォームも検討しているとの事で、そこから話は広がりました。
お施主様は昨年お父さまを事故で亡くされ、お母さんは施設での生活。どうせリフォームするならキレイで暖かい住まいに暮らしたい、暖かく快適なお家にお母さんを連れて帰ったときに寛げれるように…という願いをこめて、フルリノベーションに踏み切りました。
大きなお家なので、断熱をしっかり入れる事が重要になります。
改装のほかに断熱工事を施し、夏は涼しく、冬は暖かく快適にお過ごしいただけます。
フルリノベーションでは工事前は何部屋もあった部屋数を減らし、3LDKにまとめた事で、ひとつひとつの部屋が広々となり、遠くまで見渡せるような開放感が生まれました。
玄関は土間に自然石タイルを張りました。日本古来の昔懐かしさも感じつつもヨーロピアンの雰囲気をあわせ持つ「ジャパニーズブロカント」ような佇まいに!お母さんのお部屋は車いす移動が楽になるように玄関から一番近い部屋にしています。
お施主様はコンピュータープログラマーのお仕事をされており、将来は子供たちにドローンのプログラミングを教えたいという希望もあり、リビングは高い天井の吹き抜けで、画家の藤田嗣治の大きな絵画を飾り、ギャラリー風にしました。また、構造体の大きな梁を活かし、個性としてデザインに上手く取り入れています。
リビングの壁2面の大きなコーナー窓と、キッチンの小窓からは外のお庭の景色を眺める事ができるようになっています。ふとした瞬間に緑のお庭に癒されそうです。
WICはゆったりと使えるように広くスペースをとりました。
2Fには読書スペースを設え、窓に映る寒風山を眺めながら、ゆったりとした時間をお楽しみできそうです。隣は落ち着いて休めれる和室の寝室になっております。
リノベーションは昔の家で使われていた内装や部材等をおしゃれに再利用する事ができ、昔の面影を残せれるのが、良いところです。
今回は工事前のお家に使われていた欄間を飾りとして使ったり、内装に使われていた高級感のある化粧板をリビングの天井の照明まわりにアクセントに再使用しています。
懐かしさもありながら新しさが加わりパワーアップ!お施主様のご家族への思いがたくさん詰まった、新しく快適なお家が完成しました!
- スタイル
- 中古戸建
- お 家
- 144.91㎡
- 間取り
- 6DK(施工前)
→3LDK(施工後) - 暮らし
- 2人暮らし